HiSP(ハイエスピー)工法
高品質・高強度を可能にした吹付技術
- 農業農村整備民間技術情報データベース No.0364
概要
HiSP(ハイエスピー) 工法は、ポンプ圧送とエア搬送を併用することにより、従来困難であった長距離・高所において“高品質”、“高強度”のモルタルを吹付けることを可能とした工法です。
適用範囲
当技術により、のり面では 最大直高160m、最大水平距離300m程度までの圧送、高低差が大きくないトンネル補修などの場合では、水平距離約700mまでの施工実績があります。
主な特長
●高品質
設計基準強度を18N/mm2以上に設定できます。
●耐久性
高品質のモルタルを安定して圧送・吹付するので耐久性に優れた構造物を築造できます。
●簡易なプラント
生モルタルを使用するので、プラント設備はポンプ・コンプレッサー・発電機程度です。
容易に移動でき、道路の夜間・休日開放に対応できます。
●騒音が少ない
従来工法の吹付特有のエア抜き音がないので、住宅地などで騒音に注意が必要な場所での施工も可能です。
●長距離圧送
直高160mの場合は配管長300m(法面)、水平の場合は配管長700mまで施工可能です。
HiSP工法 (ポンプ圧送エア併用 吹付方式) |
従来工法 (湿式吹付方式) |
|
---|---|---|
配管長/直高 | 700m/160m | 100m/45m |
プラントスペース | プラント占有面積が小さい | プラント占有面積が大きい |
交通規制 (夜間開放等) |
可動プラントで 夜間・休日開放可能 |
固定プラントは移動不可 |
騒音 | ポンプ圧送主体で 騒音は小さい |
空気圧送方式は騒音大 |
繊維補強モルタル への対応 |
有機繊維、鋼繊維 | 有機繊維のみ |
施工システム
施工実績
施工実績:155件(2022年度) |
※HiSP(ハイエスピー)は、High Strength Shotcreting by Pressure Pumpingの略です。
ダウンロード
HiSP工法カタログ(2015.10版)(1057KB)
お問い合わせ先窓口
技術の詳細については、以下よりお気軽にお問い合わせください。