技術情報

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パワーブレンダー工法

トレンチャー型撹拌混合機で、深度13mまでの浅層、中層混合処理を実現

  • 技術審査証明取得
  • 2011年度推奨技術(新技術活用システム検討会議(国土交通省))

概要

パワーブレンダー工法はセメント・セメント系固化材などの改良材をスラリー状に混練後、地中に噴射し原位置土と改良材を強制的に撹拌混合し、固化することを目的とした中層混合処理工法です。パワーブレンダーはバックホゥをベースマシーンに、トレンチャーに装備された撹拌翼で、原位置土をきめ細かに切削し、改良材と撹拌混合し均一な改良地盤の造成を行います。

用途

擁壁等の基礎、補強土壁の基礎、ボックスカルバート・下水管等の基礎、盛土の安定対策、建築の基礎、盛土の土質改良、ため池等のヘドロ原位置固化、建設発生土(残土)の有効利用、液状化対策、河川堤防の補修

適用範囲

粘性土:N値10程度以下
砂質土:N値20程度以下

主な特長

●改良深さは、13mまで対応可能です。
●攪拌効率がよく、強度のバラツキが少ない改良になります。
●改良強度の設定が広範囲で、多くの土質に適用可能です。
●機動性に優れています。
●信頼度の高い施工管理が可能です。
●地中変位量が少ないので近接施工が可能です。

実績件数

11,735件(2022年度、研究会全体)

改良機と施工範囲

1.9㎥ クラス(ツーピースブーム)PBT-1100

1.4㎥ クラスPBT-700

1.9㎥ クラスPBT-900

0.8㎥ クラスPBT-400

参考文献

建設技術審査証明 技術名称:パワーブレンダー工法[スラリー噴射方式]〜浅層・中層混合処理工法〜、(財)国土技術研究センター、2023年1月

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