場所打鋼管コンクリート杭
頭部を内面突起付き鋼管により補強した場所打ちコンクリート杭
概要
杭の上部あるいは全部に内面リブ付き鋼管を建込み、耐震性の増大と掘削土量の減少を図った耐震基礎杭工法です。
用途
● 地震時の水平力の大きい場合。
● 拡底杭とする場合。
● 傾斜地の建物で偏土圧が作用する場合。
● ネガティブフリクション対策が必要な場合。
適用範囲
鋼管径φ700〜2500mm
主な特長
● 普通場所打ちコンクリート杭に比べて軸径を大幅に低減
軸径を小さくできるので残土・産業廃棄物の量を大幅に減らすことができます。
● 靱性が大きいため地震時の安全性が大
鋼管とコンクリートの複合体なので、ねばり強さがあり、地震に強い場所打ち杭となります。
● 曲げ剛性・せん断耐力が大
鋼管とコンクリート複合体なので、大きな曲げやせん断力に耐えることができます。
● 設計の自由度が高い
鋼管の外径、厚さ、材質を変えることにより自由に設計することができます。
● コンクリート設計基準強度が大
コンクリート設計基準強度(Fc)の上限値が42N/mm2になり、安全性と経済設計の幅が広がりました。
実績
● 足立区生涯学習総合施設新築工事(東京都住宅供給公社:フジタ)。
● 南千住E街区北棟(民開)建設工事(住宅・都市整備公団:前田建設工業)。
● 浦和針ヶ谷パークホームズ(二、三、四番館)新築工事(三井不動産:三井建設)。
特記事項(工法全体システム図等)
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