ニューレスプ工法
老朽化した吹付のり面の補修・補強工
- 広島県建設分野の革新技術活用制度 長寿命化部門 登録No.1-04-057-3
「第18回 国土技術開発賞『創意開発技術賞』」受賞
ニューレスプ工法が「吹付けモルタル・コンクリートのり面の補修・補強工法」として「第18回 国土技術開発賞「創意開発技術賞」」を受賞しました。
※創意開発技術賞とは、中小建設業者、専門工事業者等が独自に開発した技術の中から、創意工夫やアイデアを展開・発展させて開発した技術を表彰対象とする国土技術開発賞の特別賞です。
概要
従来、老朽化した吹付のり面の対策は、既設吹付コンクリートをはつり取り、その後、モルタルやコンクリートにより吹付を行っていました。その方法には、大規模な仮設柵を必要とする、多量の産業廃棄物を排出する、風化した地山の整形が難しいなど幾つもの問題点がありました。
こうした問題を解決したのが、ニューレスプ工法です。
ニューレスプ工法は、既設吹付コンクリートをはつり取ることなく、幾つかの要素技術を組み合わせ、既設吹付のり面を効率的に補強する工法です。
特長
・既設吹付コンクリートのはつり取り作業、風化した地山の整形作業が不要なため、簡易な防護柵で施工が可能です。
・風化した地山の領域に応じて、対策パターンを選定できます。
・繊維補強モルタルを吹付けることにより、対策したのり面を高い性能に回復させることができます。
「繊維補強モルタル」
繊維補強モルタル吹付に使用する繊維は、吹付専用に開発した繊維“エコBCファイバー”を使用します。エコBCファイバーをモルタルに1vol%混入することにより、高い靭性が発揮され、ひび割れの拡大防止、剥落防止性能が高まります。
なお、繊維補強モルタルは、一般的な湿式吹付方式で施工が可能です。
施工事例
実績
856件(2022年度)
ダウンロード
ニューレスプ工法カタログ(2022.9版)(2860KB)
外部リンク
お問い合わせ先窓口
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