多様性を認め合える
環境を作る
日特建設グループは、社会に貢献し社会から必要とされる企業であり続けることを目指しています。
そのため、地域社会から信頼される企業として様々な社会貢献活動を推進するとともに、人権を尊重し多様な人材が互いに認め合い活躍できる環境を整えていきたいと考えております。
労働安全衛生管理に関する行動方針
私たち日特グループは、労働災害及び公衆災害の防止が、企業の存続と発展にとっての絶対条件のひとつとして捉えています。安全をすべての企業活動の中心とし、”働く仲間に怪我をさせない・治らない怪我をさせない”を合言葉に、安全のルールを守る・守らせる指導を徹底して、全社員および協力会社社員を含め一体となった安全衛生管理活動をおこなってまいります。また、新規の雇用者等については、現場入場時に安全教育を行い、設備を整え、工事の従事者全員が安全に働けるように配慮致します。さらに工事現場の近隣等における騒音については基準を順守し、産業廃棄物は法律に則り適切に処理してまいります。
人権・労働基準に関する行動方針
日特グループで働くすべての人に対しての人権をあらゆる事業活動の基盤であると認識しています。社是で掲げている「社会から必要とされる企業であり続ける」ために、事業活動において人権を侵害しないこと、起こり得る人権への負の影響を最小化することにより、人権尊重の責任を果たしてまいります。
また、人権の尊重へのコミットメントとして、「国際人権章典」、「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」および「ビジネスと人権に関する指導原則」を支持します。具体的には基本的人権の尊重、人種・国籍・性別・宗教・信条等による差別・ハラスメントの禁止、健康的な労働環境の提供、結社の自由と団体交渉権の尊重、児童労働・強制労働・人身取引の禁止等の人権尊重の取り組みを推進します。
事業活動を行う各国・地域における法令を遵守し、事業活動を行う国・地域における法令と国際的な人権の原則に矛盾がある場合には、可能な限り国際的な人権の原則を尊重する方法を追求してまいります。協力会社をはじめとするすべてのステークホルダーに本方針を理解し、支持していただくことを期待します。
ステークホルダーに対する行動方針
私たち日特グループは、顧客、取引先、株主・投資家、地域社会、従業員などの全てのステークホルダーから評価、信頼されるように努めてまいります。またステークホルダーと積極的に関わることで当社の課題を認識し、企業価値向上につなげてまいります。
災害復旧工事、社会貢献活動などのCSRに関する情報を掲載しています。
復旧復興・災害復旧への取組み
私たちにできる仕事をしっかりと着々と行うことが、震災復興及び防災・減災への貢献と考えています。安全・安心な国土造りを目指し、私たちの技術を駆使して貢献していきます。
大槌復興CMR工事
岩手県上閉伊郡大槌町は、東日本大震災で、大きな揺れと津波、またそれらによる火災で、壊滅的な被害を受けました。今回は、地盤を盛土により嵩上げし、津波に対しても耐えられるように地盤整備工事をしました。
- 発注者: 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
- 現場 : 岩手県上閉伊郡大槌町
- 概要 : 地盤改良工、盛土
幌内地区T復旧治山工事ほか1工事
2018年9月6日に最大震度7を記録した北海道胆振東部地震が発生しました。その地震により、厚真町の広範囲で土砂崩れが発生しました。この工事は地震により崩落した厚真町高丘地区法面の保護を行いました。勾配は比較的緩い勾配でしたが、安全面を考え、多くの場所で現場吹付法枠で施工をしました。
- 発注者: 北海道胆振総合振興局
- 現場 : 北海道勇払郡厚真町
- 注文者: 木村・大基地震災害復旧工事特例共同企業体
文化財等の景観復元への取り組み
当社の技術は、安全を守るだけでなく、景観にも配慮した技術があります。貴重な文化財や史跡の安全を守りつつ景観を復元する復旧工事に、弊社のジオファイバー工法等が使われています。
清水寺法面復旧工事
2013年9月の台風18号の大雨により、世界遺産である清水寺境内の斜面が崩壊しました。2014年から2015年にかけ、地山補強土工やグラウンドアンカー工で崩壊斜面を補強し、ジオファイバー工法で覆う工事を行っています。これら草木が成長し、緑豊かな景観が戻ってきます。
- 発注者: 清水寺
- 現場 : 京都府京都市
- 概要 : 地山補強土工、グラウンドアンカー工
史跡城山横穴群保存整備工事
城山横穴群は、福岡県田川郡福智町に所在し、6世紀前半~7世紀後半につくられたとされる横穴墓群で、2014年に 国指定となった史跡です。今回の工事では、城山横穴群の周辺整備工事の一環として、斜面保護をジオファイバー工法で 施工しました。工事完了後、当時の状況を再現し史跡公園として一般公開されています。
- 発注者: 福岡県福智町
- 現場 : 福岡県田川郡福智町
- 概要 : 連続繊維補強土工(ジオファイバー工法)、顔料入りモルタル吹付工
端島炭坑跡70号棟埋戻し工事
2015年に世界遺産に登録された通称 軍艦島(端島)での旧端島小中学校の下部の埋め戻し工事です。築60年で老朽化も進み、なおかつ世界遺産であるため、現状を維持して、傷つけないように慎重に施工をしました。また施工する学校建物だけでなく、クレーン等の施工機械が載る運動場、護岸などすべてに気を配り施工しました。そのほか工事では土地が軟弱であるため、空洞埋め立てに重い土を用いないことや、建物の崩壊にも気をつけて、安全管理をしっかり行い、施工を行いました。
- 発注者: 長崎市
- 現場 : 長崎県長崎市
- 概要 : エアモルタル充填工、可塑性エアモルタル充填工
現場見学会
大阪支店 災害復旧現場の現場見学会
地元の小学校に在籍する生徒 5 名および教員 2 名を当該現場へ招き、土木工事に興味を持っていただく目的で現場見学会を 開催しました。見学会に先駆けて、教員より事前に質問事項をあげて頂き、現場事務所で応答を行ったり、本工事の目的・趣旨を説明したりしました。現場見学では日常生活で経験できない法面工事、機械・器具を見たり、通常入ることのできない軌道内に入ったりと土木工事について興味を持ってもらうことができました。参加した生徒から後日興味深かった、楽しかった等の内容の感謝の手紙を頂きました。
- 現場 : 京都府
- 実施日: 2021年9月
清掃活動等
東北支店桂浜海水浴場清掃活動
6月25日、秋田県ジオファイバー協会の会員とともに、秋 田市浜田の桂浜海水浴場の清掃活動を行いました。当社の社員 5 名を含めた 7 社 18 名が参加しました。清掃活動はそれぞれ 班ごとに分かれ、人の背丈ほどに茂った雑草の刈り込みや、空き缶、ペットボトル等のごみ拾いを行いました。海開きをしない中での、清掃活動でしたが、定期的な作業で地元の環境整備に微力ながら貢献させていただくことができました。今回も新型コロナウイルス感染の予防のため、密にならないように行いました。この活動は、2007 年から 15 年続いて参加しています。 今後も継続して参加していきます
- 現場 : 秋田県
- 実施日: 2021年6月
地域貢献
東北支店 海岸防災林再生メンテナンス活動
東日本大震災による津波で流失した海岸防災林の再生活動です。2014 年の植樹から時間が経過し、成長した木々は所によって生育に違いがありますが、低いところでも 1.5mほど、高いところでは 4mほどに成長しています。当日は、支店長をはじめ東北支店社員 7 名でメンテナンス作業を行いました。作業は肥料をまいたり、下草を刈るなどです。
- 現場 : 宮城県
- 実施日: 2021年4月
広島支店 山口県防災・砂防ボランティア協会における砂防施設点検活動
土砂災害を未然に防ぐことを目的として、行われている防災・ 砂防ボランティア協会による砂防施設点検活動に今年も参加しています。点検活動は、山口県土木建築部砂防課と協力し、県内の土砂災害危険箇所である急傾斜地や地すべり防止区域、そして砂防施設などを点検しました。今回も県土木部、協会関係者の方などで山口県内の砂防ダムを点検し、総勢50 名以上、当社は6名の社員が参加しました。点検は、前回の点検箇所に著しい変状が発生していないかなどを確認していきました。
- 現場 : 山口県
- 実施日: 2022年1月
社会福祉活動
当社は、子ども食堂の支援やパラスポーツなどの振興・普及活動に協力しています。
子ども食堂「おひさまキッチン、おひさまフードパントリー」への支援
当社の本店事務所内に子ども食堂「おひさまキッチン、おひさまフードパントリー」の募金箱を設置しました。子ども食堂「おひさまキッチン、おひさまフードパントリー」は、「子どもがお腹を空かせているのに食べるものがない、親が働きに出ていて一人寂しく家で会話もなく食事をしている。『そんな環境を少しでも減らしてあげたい』との思いから、始められたもので、当社もその考えに賛同し、募金活動に協力しています。
- 開始日: 2020年9月〜
パラリンアートの活動を支援
当社は、「障がい者がアートで夢を叶える世界をつくる」を理念に、障がい者アート事業を行うパラリンアート(一般社団法 人障がい者自立推進機構)の活動に賛同し、本年度より、ブロンズパートナーとして契約しています。当社ではアート作品 の展示を通じて、パラリンアートの活動を支援し、障がい者の社会参加と経済的自立を支援に協力していきたいと考えております。そこでその活動のひとつとして 2022 年1月より、パラリンアート所属アーティストの作品を各支店現場の仮囲いに展示する取り組みを始めています。
- 開始日: 2021年9月〜
シーズアスリートを支援
2019年8月より「障害者スポーツ選手雇用センター(シーズアスリート C's Athlete )」の法人会員に加入しています。 シーズアスリートは株式会社麻生のグループ会社である株式会社アソウ・ヒューマニーセンターが、障害者の新しい雇用開発と障害者スポーツの振興を目的に設立した団体です。
またオリンピック(パラリンピック)への出場を目指している選手を支援しています。当社は、この主旨に賛同し、シーズアスリートの活動を支援、協賛しています。
- 開始日: 2019年8月〜
健康経営宣言
日特建設は、経営理念である「安全・安心な国土造りに貢献する会社」を目指し、会社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上のため、従業員一人ひとりの心と体の健康づくりを推進し、働く全ての人が安心して活躍できる職場環境を確立します。
主な取組み
- 定期健康診断の着実な実施と再検査受診の推奨
- 保健師による特定保健指導
- ワークライフバランスの推奨
- ストレスチェックの実施
- 定期的な健康管理に関する周知と指導
健康経営推進体制
ヘルスアップチャレンジ 2023
健康情報
活動内容および期待される効果
- 禁煙推進活動の実施による喫煙率の低下
- 階段利用促進による、運動習慣の定着および生活習慣病予防 など
定期健康診断実施率 | |
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2021年度 | 99.5% |
2022年度 | 99.6% |
2023年度目標 | 100.0% |
定期健康診断後の精密検査実施率 | |
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2021年度 | 43.2% |
2022年度 | 61.7% |
2023年度目標 | 100.0% |
ストレスチェック受検率 | |
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2021年度 | 99.1% |
2022年度 | 90.2% |
2023年度目標 | 100.0% |
女性技術者を増やし、女性が活躍できる雇用環境の整備を行うため、次のように行動計画を策定する。
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策定日: 2022年3月22日
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計画期間: 2022年4月1日 ~ 2025年3月31日
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当社の課題
- ① 女性技術職として新卒入社する社員の割合が過去3年間(2019年~2021年)では14%である。
- ② 全10事業所の内、女性技術者が在籍していない事業所が2事業所存在する。
- ③ 男性の育児休業取得率が0%である(2020年度)
- ④ 有給休暇取得率が男性51.4%、女性68.7%である(2020年度)
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目標と取組内・実施時期
分類A女性労働者に対する職業生活に関する機会の提供。
- 目標1-1:女性技術者として採用する新卒社員の割合、15%以上とする
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取組内容
- 会社説明会において、女性技術系社員より、女性が活躍できる職場であることを積極的にPRする。
- 大学・高専で実施する説明会において、女性技術者が登場しているパンフレットを学生に示しながら、積極採用していることをPRする。
- 当社に興味を持った女子学生に対し、当社女性技術社員と直接話す機会を設定する。
- 目標1-2:女性技術者の在職事業所を8事業所以上とする
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取組内容
- 女性技術者を配属する上での課題について把握し、配属できるよう対策を行う。
- 技術系女性社員と定期的に面談を実施。
- 女性技術系社員同士の交流会を実施。相談できる関係性構築を図る。
- 分類B職業生活と家庭生活との両立に資する雇用環境の整備
- 目標2-2有給休暇取得率を男女とも5%以上アップする
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取組内容
- 社員面談にて有給休暇取得環境についてのヒアリングを行う。
- 社内掲示板で他社状況、当社の取得率を広報し、取得促進を行う。
- 効果的に有給休暇を取得している社員に社内報に登場してもらい、有給休暇を取得しやすい社風であることをアピール。
当社では、多様な働き方の一環として、ライフイベント時のフォローを行い、育児休業取得率の向上を目指しております。
対象期間: 2023年4月1日 ~ 2024年3月31日
男性の育児休業等取得率: 66%
※育児休業等:育児・介護休業法第2条第1号に規程する育児休業(産後パパ育休を含む)