北薩トンネル(鹿児島県)の工事が完了し、2017年12月1日に工事記念碑の除幕式が行われました。
このトンネルの掘削中に大量湧水が発生し、当社が岩盤グラウト工法により減水対策工を施工しました。
恒久的な湧水対策としてトンネル掘削後に特殊材料である極超微粒子セメントを注入することで、最大1,200t/hあった湧水量を大幅に低減させることが出来ました。
極超微粒子セメントは、高炉スラグをベースに開発した、浸透性に優れた注入材料です。従来の超微粒子セメントでは不可能であった極微細亀裂やシルト混じり細砂への浸透注入が可能です。
減水対策工 | 注入材料の粒子サイズイメージ |
湧水状況 | 施工状況 |
北薩トンネルは北薩の高峰「紫尾山」を貫く延長4,850mの長大トンネルで、鹿児島県内で最も長い道路トンネルとなりました。