南海トラフ地震を想定したBCP訓練を実施

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2025.12.22

お知らせ

当社では、2025年12月17日に事業継続計画(BCP)訓練を実施しました。本訓練では、被災拠点の支援対応に関する課題点の抽出、災害発生時の対応の確認と課題点の抽出をテーマとして取り組みました。
本店からは危機管理責任者である和田康夫社長をはじめ、危機管理B対策本部長の山崎淳経営戦略本部長や本店各本部長、社員が参加しました。さらに、大阪支店からは支店長、副支店長、各部の社員、高知営業所からは営業所長を含め、計43名が訓練に参加しました。
今回は、BCP/BCMの運用支援の専門会社である株式会社ソネリスをアドバイザーとして迎え、ワークショップ形式で訓練を実施しました。想定シナリオとしては、南海トラフ地震による高知県でM8.3の地震が発生し、本店と大阪支店、高知営業所などの拠点間で連絡が取れない中で、どのような対応をすべきかを検討する内容です。
訓練は、危機管理B対策本部を中心に、参加者を総務班、対外班、支援班などのグループに分けて進行しました。被害状況に加え、インフラや交通網の状況など、大規模災害時に想定される事象を付与した中で、連絡が途絶している状況における対応策を各グループで協議・検討しました。
具体的には、南海トラフ地震の臨時情報発令後に高知で大規模地震が発生し、地震発生直後、災害発生3時間程度、応急復旧の初期段階の状況などが時間経過ごとに事務局(ソネリス社)より伝達され、拠点間の連携が困難な状態を想定した上で、各グループは必要な対策を検討する形式で訓練を行いました。
訓練後、和田社長は以下の講評を述べました。
「災害時は、社員やその家族の安否確認を最優先とし、命を守ることが重要である。今回は、本店と大阪間で連絡が途絶え、情報が寸断されている状況を想定しましたが、こうした災害時の対応については、日ごろから様々な状況を想定し、考える時間を設けることが非常に大切である。今後も訓練内容の設定を工夫し、継続的にBCP訓練を実施していきたい」
当社では、今後も事業継続計画の検証と訓練を重ね、従業員とその家族の安全確保、そして当社グループ全体での継続的な事業運営を目指してまいります。

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