ラクデショット
吹付法枠工の省力化技術
概要
ラクデショットは、吹付のり枠工の型枠・鉄筋組立作業が不要で、吹付作業を機械化した省力化技術です。
従来人力で行っていた吹付のり枠工ののり面上での人力作業を大幅に削減することで、以下の課題を解決しました。
・高齢化による熟練技能者の不足
・のり面上での移動や材料運搬など、負担の大きい作業
・転落・墜落のリスク
吹付状況
従来の吹付のり枠工の施工手順(すべて人力)
特徴
●鉄筋不要・型枠不要
・モルタルを高強度化し、高張力2段フック付き鋼繊維を添加することで鉄筋が不要に
・モルタルを急結させ、自立性を高めることで型枠が不要に
●吹付作業の機械化
・ノズルを一定幅で往復スライドさせることによって、均等な格子間隔でのり枠を構築
・3Dマシンコントロールバックホウを用いて法面との離隔を一定に保ちながら自動往復スライドノズルを移動させることで連続したのり枠を構築
●省力化・効率化・安全性向上
・のり面上における人力作業を極限まで削減することで従来工法に対し、50%の省力化、25%の効率化が可能に
・のり面からの転落・墜落防止
新材料 高強度鋼繊維補強モルタル
●曲げ強度9.0N/mm2以上
・モルタルと鉄筋の曲げ強度と同等以上のため、法枠の鉄筋が不要に
●流動性のあるモルタルが、自立・急結性のあるモルタルに変化
・吹付機の近傍でモルタルに急結剤を添加することで、モルタルがのり面上で自立し、のり枠の型枠が不要に
ICT、機械化施工
●専用アタッチメント
ノズルの自動スライドと揺動を組み合わせることで、所定の断面で梁形状を確保してのり枠を構築
専用アタッチメント | 従来工法との比較 |
●3Dマシンコントロールバックホウ
のり枠を座標管理 | 吹付面と吹付ノズルの離隔を自動制御 |
共同研究
ラクデショットは、(株)大林組と日特建設(株)の共同開発技術です。
ダウンロード
ラクデショットカタログ(5699KB)
お問い合わせ先窓口
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