環境保全型斜面安定工法「ジオファイバー工法」は、砂質土に連続繊維を混入した「連続繊維補強土工」と鋼棒などによる「地山補強土工」及び「植生工」法を組み合わせた複合補強土工法。従来のブロック積み擁壁などに替わり、緑化された、環境にやさしい法面
を構築する工法です。 当社では、これまで手動式で行われていたこの工法について、法面
作業の軽減を図り、より安全で合理的な施工を目指して、ロボットタイプ「ジオロボット」を開発しました。これにより、従来手作業で行っていたノズル部の操作が、遠隔操作になったことで、大容量
の施工が可能となり、安全性の向上と工期の短縮および工事費の縮減が実現しました。
(社)建設機械化協会からの技術審査証明では、以下の内容が証明されました。
- 連続繊維は、噴射ノズルから自動反復揺動により噴射できること。
- 連続繊維の噴射量は、施工時に連続計量ができ、連続繊維の混入量管理が容易で
あること。
- 細粒分含有率が高い(シルト粘土分含有率20%程度)砂質系材料の圧送が可
能であること。
- 施工量は、ハンディータイプが1.45m3/hr以上、ロボットタイプが3m3/hr
以上可能であること。
環境にやさしく、人にもやさしい本工法の、より幅広い活用を目指します。
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