技術情報

高耐久性を実現した画期的な注入材料

恒久グラウト

恒久グラウトの種類と位置付け

従来の掘削工事において仮設的な補助工法に過ぎなかった薬液注入工法において、高強度改良を可能とした超微粒子複合シリカ(ハイブリッドシリカ)や低粘度でゲル化時間を数十時間と長時間が得られる活性シリカ(パーマロックASFおよびAT)を適用することで、非常に耐久性に優れた地盤改良体を構築できます。

1、ハイブリットシリカ

「ハイブリッドシリカ」は、永年にわたる超微粒子複合シリカグラウトの開発と研究を行っている東洋大学工業技術研究所との共同研究の結果開発した、強度と耐久性に優れた画期的な恒久グラウトです。

特長
● ハイブリッドシリカは超微粒子複合シリカグラウトで、無機系・懸濁型グラウトに分類されます。
● 瞬結配合から暖結配合まで広範囲なゲルタイムの設定が可能です。
● ゲル化物は長期的に強度を保持し、また体積変化も少ないので、長期耐久性に優れています。
● ハイブリッドシリカは平均粒径6μmと超微粒子化した懸濁型シリカと溶液型シリカの複合体からなる為、砂層への浸透注入にも適しています。
● 浸透固結体は高圧噴射注入工法の固結体と同程度の強度を発揮します。
● 調合水に海水の使用が可能です。
● 使用材料は全て無機物で、安全性が高い注入材です。

2、パーマロック・ASFシリーズ

パーマロック・ASFは、永年にわたって薬液注入の耐久性の研究を行っている東洋大学工業技術研究所との共同研究の結果開発した、活性シリカをベースにした恒久性溶液型グラウトです。

特長
● パーマロック・ASFは、イオン交換法によって水ガラスのアルカリを除去して得られた活性シリカをベースとした、自然に優しい活性複合シリカグラウトです。
● 注入液は、構成成分は全て無機物であり、固結砂は殆ど中性値を保ち、環境保全性に優れています。
● ホモゲルからのシリカの溶脱が長期にわたってほとんど無く、ゲル強度の低下も無い耐久性に優れたグラウトです。
● 注入液の粘度は水とほどんど同等で、十数時間の長いゲルタイムで連続注入が可能です。このため土粒子間への浸透性が良好で、おおきな浸透径による大容量土恒久地盤改良の注入が可能なため、液状化防止工事にも適しています。また、瞬結から緩結までゲル化時間をコントロールできるタイプもありますので、全ての注入工法に適用できます。
● 長期にわたり優れた不透水性と固結性を維持しますので、液状化防止のみならず、砂地盤の恒久地盤改良にも適用できます。
● マスキング作用によりコンクリートや、土中のアルカリ成分の表面に不溶性膜(マスキングシリカ)を形成することにより、コンクリート構造物とゲル化物との相互影響が遮断されます。

3、パーマロック・AT

パーマロックは、永年にわたって薬液注入の耐久性の研究を行っている東洋大学工業技術研究所との共同研究の結果、開発した、活性シリカをベースにした恒久性溶液型グラウトです。

特長
● パーマロック・ATは、イオン交換法によって水ガラスのアルカリを除去して得られた活性シリカをベースにして濃縮増粒したシリカコロイドからなる自然に優しい恒久性溶液型グラウトです。
● 注入液は中性域である上、構成成分は全て無機物であるため、環境保全性に優れています。
● パーマロックの硬化物は、シリカ(SiO2)の溶脱が長期にわたってほとんど無く、極めて耐久性に優れています。
● パーマロック・ATの硬化物は経時的に強度が増加し、強度低下がありません。
● 長期にわたり、優れた不透水性を維持します。
● 注入液は均一溶液である上、ゲル化直前まで10mPa・s以下の低粘度であるため、優れた浸透性を示します。
● 硬化時間は短時間硬化から長時間硬化まで調整が可能です。高温度でも硬化時間の調整ができます。

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