技術情報
老朽化法面の補修・補強対策工事
ReSP工法
発注者からの課題
発注者の調査で、当既設コンクリート吹付法面は、施工後約10年経過しているため老巧化が顕著となつており、しかも緊急度が高いと指摘された箇所であるため、法面の補修・補強対策が必要でした。発注者側での検討の結果、法面の補修・補強対策として、既設コンクリートをはつり取らずに、施工の省力化、産業廃棄物の抑制、安全性の向上、工期短縮が図られる工法で、しかも風化していない地山と新規の補修・補強工を一体化させる施工法が望ましいということでした。
日特建設の提案
発注者からの課題等をクリアできる施工法として、今回、せん断ボルト・ロックボルト・鋼繊維補強コンクリート吹付(SFRC)・空隙注入を行って法面の補修・補強するReSP工法(レスプ工法)を提案した結果、同工法が採用されました。
従来の方法では、既設コンクリートが産業廃棄物として大量に発生することや、道路法面では車線規制などが大きな問題となりますが、ReSP工法は、老朽化した吹付けコンクリートをはつり取らずに、風化していない地山と新規の補修・補強工を一体化させる施工法です。また、同工法は、施工の省力化、産業廃棄物の抑制、安全性の向上、工期短縮が図られる工法で、平成6年に建設大臣の技術評定を得て、日本建設機械化協会から建設機械化技術審査証明を取得しています。
ただし、ReSP工法の材料は生コンクリートにバラツキの少ない高強度な圧送材料のファインショット(高性能吹付けコンクリート用混和材)等を使用します。
吹付け機械は高揚程コンクリートポンプで圧送し、打設時にエアを併用する方法(長距離・高揚程打設)で行います。また、当該箇所は機械化施工として施工足場は高所作業車(ブームリフト車)とロープ足場の併用で行います。その結果、従来の工法より信頼性の高い構造物の提供及び施工の省力化、産業廃棄物の抑制、安全性の向上、工期短縮、耐久性の向上等で経済性の面で大きなメリットを得ることができ、本施工を無災害で完了することができました。