カップスアンカー工法協会が端揚げ

地盤内でPC鋼より線を切断・除去

新しい除去システムの採用により、安全性・施工性・信頼性を高めた除去式グラウンドアンカー工法「カップスアンカー工法」の普及へ向け、施工会社らが集まり「カップスアンカー工法協会」を設立した。

この工法は、土留め工事などの仮設アンカーに使用したPC鋼より線を地盤内で切断して引き抜くという従来ない除去システム(特許取得済み)を採用したことが最大の特徴。先端部に切断用の超硬ビットを内蔵した耐荷体を用いたシステムで、簡易・確実にPC鋼より線を除去することができる。安全性が向上し、裁断・こん包・搬出が容易に行える。地盤内の支持には荷重分散型支持方式を採用しており、信頼性と経済性が高い。

同工法協会には、施工会社として、構造工事/日特建設/日本基礎技術の3社が加盟するとともに、賛助会員として、金森藤平商事/弘和産業/システム計測の3社が参加。このほど東京都内で設立総会を開き、会則、本年度事業計画などを決めた。会長には日特建設専務の皐守宏氏が選出された。

設立総会であいさつした皐会長は「アンカー工法の市場規模は1000億円とも言われ、急速に普及している。永久アンカーと仮設アンカーに分類されるアンカー工法のうち、カップスアンカー工法の仮設アンカー工法であり、高い性能に加え、簡単に除去できることが必修条件となる」と述べ、今後、協会内に技術委員会を設けて技術の向上と普及拡大に取り組む方針を明らかにした。

カップスアンカー工法協会の事務局は、日特建設技術本部(〒104-0004 東京都中央区明石町13の18)内。電話は03-3542-9125。

建設工業新聞
2001年9月5日より