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技術研究レポート


ごあいさつ

 日特建設株式会社「技術研究レポート2008」をお届けいたします。本レポートは、2007 年4 月から2009 年3 月までの2 年間に弊社社員が社外で行った発表論文を取りまとめたものです。
 昨今、国内外の社会情勢は大きな変化を迎えています。2009 年8 月に行われた総選挙では政権交代が現実のものとなりました。「はこもの」建設を主体とする公共事業の縮小が叫ばれ、建設業にはますます厳しい時代が訪れる予感がいたします。しかしその一方で、変革はチャンスをも伴います。地球温暖化防止のため2020 年までに1990 年比25%の温室効果ガス排出削減を行うことが国際公約として提案されておりますが、これは土木工事における環境保全、あるいは建設技術を用いた環境復元に取り組んできた建設業界にとっては、新たなビジネスチャンスであると考えます。
 大きな変化は社会情勢だけでなく、私たちの暮らしに直結する自然環境においても生じています。地球温暖化の影響といわれる豪雨・台風災害が各地で頻発しており多くの被害をもたらしています。また、近年、国内外で大規模な地震が多く発生しており、凄惨な被害状況が報告されています。こうした自然災害から、国民の安全を守り安全な国土を構築することが今後ますます強く望まれます。建設後年月が経ち老朽化した構造物を適切に維持管理・補修補強し、災害時にも十分な機能が発揮されるようにすることも、安心安全な国土の建設のためには欠かせません。
 このような状況の中で、基礎工事を得意とする当社は、環境・防災・維持補修を業務の柱に掲げ、安全安心で住みよい社会の建設に貢献して参りたいと考えております。その目的遂行のため、新たな状況に応じて必要となる新技術の研究開発、得意分野の技術研鑽にも日常的に取り組んでおります。本レポートは、そのような弊社が行っている技術開発の一端をごらんいただく目的で作成いたしました。
 本レポートは、当社の技術開発の柱となる次の3 つのテーマごとに整理いたしました。
①環境保全と防災を両立させる技術の研究開発
②斜面災害を防止する技術の研究開発
③都市や地盤構造物の強化に関する技術の研究開発
 本レポートを通じ、弊社の技術開発への取り組みをご理解いただければ幸いに存じます。

平成21年11月1日
日特建設株式会社
技術本部長 永井典久

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